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about.

​100年の鼓動を尾張津島から未来へ‼

​世界で一番平和なバイクイベント

天王川オートレース

大正15年【1926年】津島神社の国幣神社指定を祝いオートバイレースの全国大会を初開催。以来、戦前には海外のレーサーも招いて、第二次世界大戦期での中断を挟んだ昭和42年【1967年】まで、天王川公園で行われていました。(その後、昭和61年【1986年】のみ回顧開催)

明治大正期から濃尾地方の尾州では機械による繊維産業が盛んであり、繊維の街尾張津島のオートバイ愛好家の若旦那衆が私財を注ぎレースを開催したことから始まります。(このため天王川オートレースは観戦料を取らず無料で市民に開放されていました)

現在の日本の主要産業である自動車産業は、自転車やオートバイ製造の資本と技術を継承して勃興しました。その更に前段階には繊維機械産業があり、そうした産業がとりわけ東海中部地方で盛んであったこと等を要因(いまにのこるトヨタ、ホンダ、スズキ、ヤマハetc.)として、戦前の東海中部地方ではバイクレースが盛んに行われていました。

そして、戦前から昭和にかけて日本の各地でもバイクレースが行われていましたが、それらの会場は後の土地利用の変遷で無くなっているのがほとんどです。この津島市の天王川公園(ユネスコ遺産・津島神社天王川祭りの舞台でもあり池の周りがオーバルコース然としている)は、現存としては日本で随一、往事の原形をとどめる“近代日本のバイクレース場跡”となっています。

​ビンテージバイクラン in 津島

我々〈わっかプロジェクト〉は、平成の終わりに有志団体として発足しました。

戦前から戦後にわたり激動の日本人生活を支え、暮らしの中で娯楽として市民の心の深くまで溶け込んでいった繊維産業とモータリゼーション。令和となったいま、天王川オートレースを「Vintage Bike Run in Tsushima(ビンテージバイクラン・イン・ツシマ)」として再生する事で、いまも当時の面影を残す希少なレース場跡地にビンテージバイクや貴重な資料がお酒落な紳士淑女と集います。大正と昭和の往時を偲びながら、二輪文化を後世に伝える津島の新たなイベントに育てていきたいと思います。

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